東京発 のんびり ゆったり 気まま旅
東京から新幹線で数時間。 私と彼の週末旅行をご紹介します。
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昨日から始まったばかりの「インカ帝国展」に行ってきました。
3Dでマチュピチュが見られるというCMを見て、おもしろそうだと思った「インカ帝国展」。
すごい混雑でした。


開催情報

マチュピチュ「発見」100年
インカ帝国展
会場 国立科学博物館(東京・上野公園)
会期 2012年3月10日(土)~6月24日(日)
休館日 毎週月曜日(ただし、3月26日、4月2日、4月30日は開館)
開館時間 午前9時~午後5時(金曜日は午後8時まで)


小・中・高校生は500円
大学生・一般は1400円


インカ帝国展チケット



「インカ帝国展」公式ホームページはこちら


展示は、メインの第1会場とクイズ形式の第2会場に分かれていました。


第1会場
第1部 インカ:帝国の始まりとその本質
第2部 インカ:帝国の統治
第3部 滅びるインカ、よみがえるインカ
第4部 マチュピチュへの旅
マチュピチュへの旅 3Dスカイビューシアター


第2会場
考古学、人類学、歴史学からひも解くインカ帝国
3人の研究者の視点をヒントに、みんなで考えるインカの謎


インカ帝国展場内案内図



始まって2日目ということもあり、たいへんな混雑でした。
通路が狭いところは人が詰まっていて先に進めず、ガラス展示の前は5重くらいの人垣。


見どころの展示では、1分間で1センチくらいの進み具合でしたが、根気強く並んで、マチュピチュの展示をほぼすべて見ることができました。


これからご覧になる方も多いと思いますが、混んでいて、飛ばし見するようであれば、次の見どころは見落としされませんよう、おススメさせていただきます


1.小型女性人物像

展示が始まってすぐの展示スペース中央に、独立ガラスケースで展示。

インカでは、美人の女性は集められ、宮廷につかえたり、宮廷の織物を織ったり、お酒を造ったりしていたそうです。
その中から、神への生贄になる女性も選ばれていたそうです。


生贄になるのは、神聖と考えられていた子ども、あるいは女性だったそう。
必ず、生贄となる子どもや女性と同じ格好・服装をまとった小さな像が一緒に埋葬されたそうです。
それが、展示されていた小型女性人物像。
写真では大きさがわかりにくいですが、手のひらにのるくらいの本当に小さな像です。


生贄となった人を模しているもの、一緒に埋葬されたものだと知って、悲しい気持ちに。


2.12角の石復元模型

当時の石垣の建築技術は非常に進んでいたそうです。
研究者による説明映像の横には、実物大の復元模型があり、貴重な写真撮影OKスポットとなっています。
(展示品のほとんどは撮影禁止です)
大きな石を削っていく作業が映像に収められています。


3.ミイラ

本物のミイラが何体も展示されていました。
顔も手も足もはっきり直接見れるので、とても衝撃的です。
死体なのにこんなに見ていいのかな、という感じ。


一体は、成人男性のミイラ。
貴族の男性で、耳飾りの跡があると解説がありました。


一体は、女性のミイラ。
頭骸骨右側に骨折跡があり、事故や事件に巻き込まれた可能性があったそうです。


一体は、男性のミイラ。
鳥?を採るネットにくるまれていたそうです。


珍しいという、眼球が残っている少女のミイラもありました。


そして、全身が布でくるまれたままのミイラ。
CTスキャンで研究されたもので、映像でも登場します。


どのミイラも、手で顔面下部を覆い、体育座りのように膝を折り曲げています。


手で顔を覆って、死の悲しみにくれているように見えました。


ミイラで乾燥しているので、手もすねも細い。
爪のようなものも見えました。


解説にもありましたが、乾燥した砂漠地帯のインカでは、死体がなくなることはなく、そのままもともとの形で乾燥していたそうです。
こうしたことから、魂は死後も体に宿ったままと考えられ、今でも祖先のミイラは身近に置かれ大切にされているそうです。
まれに、現代でも、ミイラに話しかけている様子も見られるくらいだそうです。


日本との死生観や文化の違いに、カルチャーショックです。


4.マチュピチュ模型

山間のマチュピチュの模型が再現され、すぐ近くでまじまじと眺めることができます。


5.3Dスカイビューシアター マチュピチュの旅
3Dグラスをかけて、椅子に座って見ることができます。
かなり広いので、あれだけ混んでいても、一度立ち見をすれば、次は座って見ることができました。
現在のマチュピチュが観光客と一緒に映っていました。
風景的には目新しい感じはしませんでした。


第2会場はおまけのような感じで、キープ(マチュピチュで使われていたロープでの記録方法)などの解説が見れました。
最後は、お土産会場で終了。


見終わった個人的な感想


インカ帝国が、抵抗する先住民族を力づくで占領し、生活様式、葬儀方法に至るまでかなり大幅な変容を遂げさせた事実。
征服された地域のきれいな女性は、宮廷のために仕えるものとして集められ、なかには生贄とさせられたものもいたこと。
生贄には、子どもが神聖と考えられ、生贄にされていたこと。
そして、スペインの侵略で、インカの当時の王はすぐに捕えられ、首をはねられたこと。
インカの人々は30年以上も抵抗したが、最後の王が処刑されついに服従したこと。
スペインは富への欲望、精神的支柱の破壊のために、インカ中の黄金を集め、神を模していた黄金をほぼすべて溶かし、金の延べ棒に変え、持ち帰ったこと。


文明の影には、いつも敗者や弱者が犠牲となり、黒い歴史があるのだと再認識しました。
マチュピチュは、よく旅行番組などでも取り上げられ、文明の進んだ素敵な都市だったと思っていたギャップもあり、よりその黒い部分が心に残りました。


混雑への対応についての要望
あまりの混雑ぶりに、展示方法の不備について場内からはずいぶん不満が出ていました。

解説プレート
解説プレートは、ガラスケースの展示品の下に小さく貼られていました。
最前列で見れば多少は大きめの文字で、振り仮名もふってありましたが、何しろ大人の腰より低い位置。
見終わった人が、前の人が動くのを待っていると、後ろの人も列の外側の人も全然見ることができません。


子どもに配慮してか、車いすの方に配慮してかわかりませんが、結局、たまたまプレートが見えた人が、声に出して読んで初めて、周りの人も何が展示されているのかわかる状況でした。
最前列にいるごく少数の人しか見えないとは、解説プレートの意味がありません。


腰の高さが一番いいのであれば、少なくとも倍以上の大きさの解説プレートを、ガラスケース上部の壁にも貼ってほしい。


展示品目名
解説プレートが難しくても、そこに何があるかだけでも、展示品目名だけ上に掲示してくれていたら、見飛ばすかどうかだけでも決められたのに。


見学ルート
そこらじゅうに配置された会場整理係の人が、「会場内、見学に順番はありません、列に並ばずにご覧ください」と案内していました。
そのため、人垣が5重くらいにふくらみ、列の途中からのぞきこみ、分け入る人が続き、全然列が進みません。


むしろ、「2列で止まらずにご覧ください」と案内した方が、ずっと早いのではという印象です。
一番良いのは、動く歩道をルートにそってはりめぐらすことですが。


広い通路の端同士に見るところがあるところは、片方を見終わったあとに、また通路を戻ってもう片方を見るので、またたいへんです。
スペースの区切り方も、見学しやすさに重点を置いてほしいとも思いました。


全体を通しての感想
混雑ぶりには若干閉口ですが、実物のミイラが見られたのは、想定外でショッキングではありましたが、貴重な経験となりました。


期待していた3D映像は、3Dに、というよりは、テレビでのマチュピチュの撮影内容と大差がないように感じ期待はずれでしたが、大画面で見られたのはまあよかったと思います。
現在の観光客が映し出される映像でなく、当時の様子などを3Dで復元すればよかったのに、とは重ねて思いますが。


入場料1,400円は高いと思いましたが、1,000円くらいの価値はあったと思います。


お時間のある方は、行かれてみては?






テーマ:東京 - ジャンル:地域情報















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