東京発 のんびり ゆったり 気まま旅
東京から新幹線で数時間。 私と彼の週末旅行をご紹介します。
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侍のちゃんばらを描いた映画かと思いきや、キャラクターの個性が立ち、ユーモアと人間味あふれる、深い作品で、驚き。
さすが、名作。


『七人の侍か』らインスピレーションを受け、西部劇や宇宙を舞台にした、7人モノの映画も作られたそうですね。


背景や個人の感情の揺れ動きを微細に表現し、いつの間にか、登場人物に親近感を感じていました。
私は血がほとばしる場面などが苦手なのですが、刀で切り合う場面も極力少なかったのも好印象。
血しぶきなどが飛ばないので、そうした場面が苦手な方も、比較的安心して観られます。


ストーリー・あらすじをご紹介します。
ネタバレしますので、ご注意を。


舞台は、村人もみな等しく貧しい農村。
この付近の村々は、度重なる野武士の襲来に疲弊していました。


その年の収穫は、幾ばくかの食糧のみが村人に残され、残りは根こそぎ野武士に持ち去られます。
抵抗する幾人かの村人が殺され、幾人かは連れ去られ、馬と刀を持つ野武士に、農民が抵抗することなど、到底できぬ願いでした。


ある日、村人が、山の中で、野武士がこの村を襲う計画を立てているのを聞いてしまいます。


いずれまたこの村が襲われる、根こそぎ食料を持って行かれ、飢え死にしてしまう。
ある村人は、どうせ死ぬなら、皆殺し覚悟で、抵抗しようとも。


村人は、村の中央に集まり、いずれの選択肢にも希望の欠片すら見つけられず、悲嘆にくれます。
自暴自棄になる農民も出る中、長老のじいさまにお伺いを立てに行くことに。


そこで、じいさまから信じられない話を聞きます。


じいさまの村も、その昔、野武士に焼き払われ、まだ子どもだったじいさまは、命からがらこの村にたどり着きました。
逃げる途中で目にしたのは、村が武士を雇い、守ってもらっていた村だけが、火が付けられなかったという現実。


戸惑う村人に、もはや、侍を雇うしか道はないと諭します。


選ばれた4人の村人。
街へ出て、食べ物を腹いっぱい食べる代わりに、村を守ってくれる侍を探します。


道端で立ち、目につく侍に声をかけます。
しかし、結果は火を見るより明らか。
「農民に食わせてもらうほど、落ちぶれ取らん!」
と怒鳴られ、突き飛ばされ、命の危険すら感じる始末。


そんなことが何日も続きます。
それでも、道端に立ち、侍に声をかけます。


身を寄せる粗末な小屋。
同じ屋根の下で過ごすばくち打ちには、
「飯だけで村を守る、気のいい侍など見つかるはずない」
と、鼻で笑われ、散々馬鹿にされながらも、村人は毎日、村から持ってきたひえを食べながら、侍を探します。


しかし、いつまでたっても引き受けてくれる侍は見つかりません。
途方に暮れる村人。


あるとき、ある民家の外に、人垣があるのを見つけます。
そこへ、お坊さんを引き連れて歩く、侍が登場。


侍は、家のすぐ前の小川で、ばっさりと頭を丸め、お坊さんから、袈裟を借ります。


村人が事情を聞くと、昨晩から、この家の赤ん坊を人質に、泥棒が立て籠っているということ。
昨晩は鳴き声も聞こえてきていたが、赤ん坊の体力も限界。
通りすがりの侍に、何とか助けてくれと頼んだところ、なぜか髪を切りだしたと言うのです。


赤ん坊の母親から、作りたての握り飯を受け取り、泥棒の立てこもる小屋へ。
警戒し興奮する泥棒に、やさしく、握り飯を勧めます。
それでも警戒する泥棒に、握り飯を、放り渡します。


と、同時に小屋の中へ。


小屋から、泥棒が走り出てきます。


そして、立ち止り、ばたっと倒れる。


赤ん坊を抱え、出てくる坊主頭の侍。


人垣が押し寄せ、死んだ泥棒を囲みます。


颯爽と立ち去るこの侍に目を付けたのは、侍探しをする村人だけではありませんでした。
きちんとした身なりの若い侍。
遊び人風情の長太い刀を差した侍。


坊主頭の侍が行く道を、不思議な一行が、あとから付いていくことになります。


はじめに若い侍が、坊主頭に声をかけます。
弟子にしてほしいと請いますが、負け戦ばかりだったと振り返り、ついてきていいことがない、とあっさり断られます。


次に寄って行ったのは、遊び人風情の侍。
しかし何も言わず。
逆に「侍か?」と問われ、刀を地面に突き刺し、ご立腹。


坊主頭は、割って入ってきた若侍に、あいつに構うな、とばかりに、遊び人から離れるよう促し、淡々と進んでいきます。


最後に声をかけた村人。
なんとか小屋まで連れてきます。


白米を炊き、茶碗に入れます。


事情を話します。
坊主侍は、同情はするが、飯を腹いっぱい食うだけで命がけで村を守る侍などいない、自分はできないと断ります。


そのとき、同じ小屋に身を寄せる、散々村人を馬鹿にしてきた、ばくち打ちが、割って入ります。


「おまえら、この米をなんだと思っているんだ」
「こいつらは、毎回、侍に飯を食わせ、自分たちはヒエを食べてるんだぞ」
世の農民がいかに虐げられた生活を送っているのか、侍との格差を切々と語ります。


じっと聞く侍は
「わかった、ではそのつもりで食べよう」
と白米を受け取り、食べます。


この無理な願いに付き合う腹積もりを決めたのでした。


坊主頭の侍は、野武士40人に対して、侍が7人必要と、早速作戦を立て始めます。


小屋の前に村人と若侍と立ち、道行く侍に次々に目をつけていきます。


めぼしい侍には、村人に合図を送り、小屋まで連れてこさせます。
小屋の入口では、来た侍の腕を試すため、扉の影から、若侍が、木刀を持って殴りかかります。


侍たちは、村人の境遇というよりは、坊主侍に惚れ込んで、不思議なことに次々に引き受けていきます。
小屋に侍が増えると、それぞれが、侍さがしに町へ出ていきます。


そして、なんとか6人が揃います。
7人目はあきらめ、明日出立しようと決めた晩、ばくち打ちが、いい侍を見つけたと泥酔した侍を連れてきます。


以前、坊主侍に侍ではないと見抜かれた、遊び人風情の偽侍でした。
ぐでんぐでんに酔っぱらいながらも、「お前を探してたんだ、これを見ろ」と懐から巻物を差し出します。
見ると、先祖代々の家系図。
出生日も記され、菊千代ということ。


それを見て、大笑いする侍たち。
出生日から考えれば、菊千代は16歳、その男は見るからにそれより歳を取っていたからでした。


翌朝、6人と村人が出立。
なぜか、菊千代も、離れて、後ろから付いてきます。


菊千代は、離れたり先回りしたりしながら、一行に同行。
一行も次第に、いないと寂しいな、と親近感がわくようになります。


そうこうする内に、村に到着。
村人が、「侍さ、連れて来たぞ~」と叫ぶと、し~んと静まり返る家々。
何度叫んでも、人っ子一人、出てきません。


実は、到着の少し前、今度は侍を恐れた村人による抜け駆けが起きていました。
嫌がる娘の髪を無理やり切り、男に見せかけようとしたのです。


それでも、侍の一行は、長老に挨拶し、とんだ出迎えだと言いながらも、村人に竹やりを教えたり、地図を見ながら、村を守る方策を次々に考えていきます。


当時珍しいことではありませんでしたが、農民は、落ち武者狩りをしていました。
逃げ伸びてきた侍を殺し、身ぐるみを剥いで、金になるものを奪うのです。


野武士と戦うために、武具がほしいと話していた侍一行。
実は、生まれが農民だった菊千代は、勝手知ったるわが村のように、家々に、武具があることを見抜き、家々から無理やり徴収し、侍の集まる家に勇んで持っていきます。
しかし、それは、今助けようとしている農民が、侍をかつて殺したという証拠。


得意げな菊千代に対し、凍りつく侍たち。
その当然ともいえる事実を直視し、手助けへの意欲が消えかかります。


菊千代は、同情は偽善だと、侍のエゴに正面から食ってかかり、家を飛び出します。


一方、若侍は、男に扮した村娘と間の置けない仲に。


そんなことを乗り越え、続々と、村の警護作戦が進んでいきます。


野武士の襲来は、小麦の刈り入れの直後と予想。
坊主侍の作戦はこうです。


村の南側は、借り入れ後の畑に水を引き、田んぼにすることで、馬で入ってこられないように。
村の片側は、小川にかかる橋を落とし、同じく馬で立ち入れないように。
やむなく、小川の向こうにある離れた数軒は、見捨てることになりました。
村のもう片側は、家々の間に、木や枝で、高いバリケードを築き、立ち入れないように。
そして、村の北側には、何もしません。


守るばかりでは負けてしまう、攻め入られる隙をあえて作り、そこを討つことが大事と、坊主侍が諭します。


平穏な村。野武士はもう来ないのではとも思われました。


侍は、先に野武士の拠点を突くことを計画します。
村人が案内し、馬でいくつもの山を越えていきます。


着いたのは明け方。
外から小屋を覗けば、ずいぶん大勢の男たちが、ゴロゴロと雑魚寝しています。


女性がふと目を覚まし、すーっと体を起こします。


侍たちは計画通り、小屋に火を放ちます。


煙に次々に目を覚まし、小屋を飛び出す野武士。
女性も次々に飛び出します。
そこを、野武士を狙って切りかかります。


そして、最後に走り出てきた女性。
案内してきた村人を見るや否や、燃え盛る小屋の中へ引き返します。

中に入ろうとする村人を、体を張って止める侍。
逃げた野武士が、鉄砲で侍を撃ち、侍は倒れ、小屋も焼け落ちます。


手負いの侍と、呆然とする村人を連れ、近くの洞窟まで避難します。
侍は、息絶えました。
村人に、いったいなぜ、野武士の女にこだわったのか、問うと、
野武士に連れ去られた自分の妻だと、泣き崩れました。


しばらくして、村に襲来した野武士。
村の各方を回り、立ち入れないと、次の方面へ移っていきます。


その間、若侍は、野武士の数を正確に数えます。
野武士は、種子島と呼ばれる鉄砲を3丁持っていました。


物陰から隠れ、立ち入ろうとする野武士を、槍や矢で一人、また一人と片付けていく侍。
へっぴり腰だった村人の見違える活躍もありました。


そんな戦いの中、じいさまがいないと、気づく、息子と赤ん坊を抱いた嫁。
小川向こうの離れた自分の家で死ぬつもりだと言い、連れ戻すため、侍が止めるのを聞かずにバリケードを乗り越え、駈けだします。


ちょうどそこに野武士が来ます。
小川を渡れない腹いせに、小川向こうの離れた家々に火を放ちます。


それが去った後、小川を遡り、家の裏手に回る侍。
すると家の裏手から、赤ん坊を差し出しながら、嫁が出てきます。


侍の
「無事か!」
という問いには答えず、赤ん坊を差し出し続けます。
菊千代が、赤ん坊を抱きかかえると、嫁はそのままばたりと倒れます。
野武士に切られるも、赤ん坊のことだけを考え、なんとか裏手まで歩いてきていたのでしょう。


菊千代は、「赤ん坊はおれと一緒だ、俺の両親も殺された」と小川の中で、おいおい泣き崩れます。


北側の隙には、道の脇の小屋に、多くの農民が竹やりで潜みます。
これは、馬で道をかけてきた野武士を、1人だけ通し、あとは、竹やりで通せんぼするという作戦です。
村に入り込んだ野武士は、村の中を担当する、侍と村人で取り囲み、片付けます。


作戦は大成功。
しかし、何度か成功した後は、作戦に懲りたのか、野武士が攻めてこなくなりました。


また、種子島を警戒する坊主侍。
そこで、種子島を奪いとるため、腕のいい侍が一人、山の中へ消えていきます。


翌朝、種子島1本を手に戻る侍。


若侍は、しきりにその侍のことを、菊千代の前でほめます。
単純な菊千代は、自分にもできると、持ち場を離れ、森の中へ。
種子島を奪って戻ると、自分の持ち場が崩され、野武士がなだれ込んでいました。
あいつらなら自分がいなくても大丈夫さ、と信頼を寄せていた農民の何人かも殺されます。


自分のせいで、何人もの農民や侍が亡くなったことに、柄でもなく本気で落ち込む菊千代。


坊主侍は、翌朝が決戦だと皆に告げ、村人は、家族に会ったり、酒盛りをします。


そんな中、若侍は、
「明日、どうせ皆死ぬんでしょ」
と迫る村娘とついに関係を持ちます。


そこへ、決戦を前に、娘に一目会おうと帰宅した父。


家から出てきた、侍と娘を見て、激怒。
娘を追いまわし、侍とは身分が違うから結ばれない、傷ものになって、とひっぱたきます。


何事かと集まる村人。
好きな同士だからいいじゃないか、野武士に妻を取られるよりは…、と自分の経験を吐き捨てる村人により、場が収まります。


そんなこんなで決戦を迎えます。


北の道から攻めてきた野武士に、一気に複数を通してしまい、調子が崩れます。
馬から降りた一人の野武士が、村の女が集まる小屋に押し入り、小屋の中から、侍の戦いを眺めます。


最後の野武士が殺されると、小屋から、侍を狙い、鉄砲を撃ち放ちます。
倒れる侍。


何事かと潜む野武士を見つけ、昨晩から自暴自棄になっている菊千代が、周りが止めるのを聞かず、女のいる小屋に近づきます。
撃たれます。


それでも小屋に入ります。
野武士に迫り、撃たれても切りかかります。


合い打ち。
菊千代も息絶えます。


そして、長い戦いが終わったのでした。


場面は変わり、村人は、歌など歌い、生き生きと田植えを始めています。


若侍は、村娘にまだ気のある様子。
フラフラと近づいてきます。


しかし、田植えに忙しい村娘は、若侍を一瞥しただけで、走り去ります。
もう、気持ちは切り替わったとでも言うよう。


村の一角に、作られた戦死者の墓。
侍の墓が4つ、ひときわ高い場所に作られています。


集まった気のいい7人の侍たちの内、4人が亡くなったのでした。


それを見て、
「また、生き残ったな」
とつぶやく坊主侍。


生き生きとする村人と対比するように
「今回も負け戦だった」
と坊主侍が振り返り、映画は幕を閉じます。



侍たちは、本当にいい人たちばかりで、誰も死んでほしくない!と思いました。
それでも、3人が生き残ったのは、いいほうでしょうか。
アメリカ映画なら、主人公以外は全員死んでいたかもしれません。


最後の坊主侍の言葉。
野武士との戦いは、村人たちの勝ちだということ。
侍にとっては、仲間が一人でも死んでしまっては負け戦だということは、はじめからわかっていたが引き受けたという重みを感じさせるように思いました。









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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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